物理療法案内

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物理療法(リハビリ機器のご案内)

当院では、お薬による治療だけでなく、患者様が本来持っている「治ろうとする力(自然治癒力)」を引き出し、つらい症状を優しく和らげる「物理療法(リハビリテーション)」に力を入れています。

物理療法とは、電気、熱(温熱)、光線、水圧、マッサージなどの「物理的なエネルギー」を体に加えることで、血行を改善し、筋肉の緊張をほぐして痛みを軽減させる治療法です。慢性的でしつこい肩こりや腰痛、年齢とともに痛む肩や膝などの関節痛、手足のしびれ、さらには冷え性など、日々の生活の質を下げてしまう様々な症状に対して効果を発揮します。

当院では、リハビリテーションや痛みの緩和をサポートするため、医療用として認められた高性能な物理療法の治療機器を豊富にご用意しています。リハビリ室は、患者様がリラックスして心地よく治療を受けられる空間となっておりますので、ご利用を希望される際やご不明な点がある場合は、どうぞお気軽に医師やスタッフまでご相談ください。

当院で導入している主な治療機器
高電位治療器『エスカレスト』
たにクリニックの高電位治療器エスカレスト

エスカレストは、日本で厚生労働省から正式に管理医療機器として承認されている「電位治療器」です。

治療台(椅子)に座ることで、機器から発生する17,000Vpという高い電圧(電位)が体を包み込み、健康を維持しようとする力(恒常性)や体内バランスに優しく働きかけます。

「電気治療」と聞くと、ピリピリとした痛みや、筋肉が強制的に動かされるような刺激をイメージされるかもしれませんが、エスカレストの治療中は全く痛みがありません。電位が体をやさしく包み込む「電界治療」のため、ただ椅子に腰掛けてリラックスしているだけで、体に負担をかけることなく治療を行うことができます。高齢の方から電気の刺激が苦手な方まで、どなたでも安心してお受けいただけます。

厚生労働省より承認されている4大効果

エスカレストは、以下の4つの症状に対する緩解(症状を和らげること)効果が正式に認められています。

  • 頭痛(慢性的な頭痛の重だるさをやわらげる)
  • 肩こり(しつこい肩のハリや凝りをほぐす)
  • 慢性便秘(お腹の調子を整え、便通をスムーズにする)
  • 不眠症(寝付きの悪さや、夜中に目が覚めてしまうお悩みを緩和する)
治療のポイント(休診日を除く毎日の継続)

電位治療器は、1回だけ受けるよりも、毎日の生活習慣の一部としてコツコツと継続して受けていただくことで、より安定した高い効果を発揮します。

当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、地域の皆様が「休診日以外、毎日でも通いやすい環境」を整えております。日々の家事の合間や、お買い物ついでにぜひお立ち寄りいただき、健やかな体調管理にお役立てください。

エスカレストはなぜ効果があるのですか?(作用機序について)

エスカレストに通電すると、治療椅子の周囲に目に見えない特殊な「電界(電磁波の一種)」が発生します。この電界に体が触れることで、体表面に「静電誘導現象」が起こり、体内の液性成分(イオン)のバランスが優しく刺激されます。この微細な物理的刺激が皮膚の感覚受容器を介して自律神経系や視床下部にアプローチし、血行不良の改善や緊張した筋肉の弛緩を促すことで、「頭痛・肩こり・慢性便秘・不眠」という代表的な4つの不定愁訴を和らげると考えられています。

マッサージ器(ウォーターベッドタイプ)
たにクリニックのウォーターベッド型マッサージ器

当院のリハビリ室では、温かい水の力と心地よい水圧を利用して全身を優しく、かつ力強くマッサージする医療用の「水圧式マッサージ器(ウォーターベッド)」を導入しています。

従来のローラー式マッサージ器とは異なり、水の上に横たわる設計になっているため、ベッド自体が患者様の体型に合わせて柔軟に変形します。これにより、背中や腰が曲がっているシニアの方や、骨粗しょう症などで骨が弱くなっている方、関節に強い痛みをお持ちの方でも、骨や関節にゴツゴツとした無理な摩擦や負担(圧迫感)をかけることがありません。

温水に包まれるような極上の浮遊感のなかで、足元からふくらはぎ、太もも、腰、背中、肩まわりにいたるまで、全身を優しくもみほぐし、心身ともに深いリラックス効果を得ることができます。

期待できる主な効能・効果

医療用の消炎鎮痛等機器(温水マッサージ)として、以下の効果が期待できます。

  • 血行促進・温熱効果(温水による温熱作用で全身の血の巡りを良くする)
  • 筋肉の凝りや疲労の回復(硬くなった筋肉をほぐし、溜まった疲労を和らげる)
  • 神経痛・筋肉痛の痛みの緩解(血行不良からくる腰痛や肩こり、関節の痛みを緩和する)
  • リラクゼーション効果(水のゆらぎと優しい刺激が自律神経に働きかけ、ストレスを緩和する)
治療のポイント(どなたでも安全に受けられるユニバーサル設計)

ウォーターベッドは衣服を着たままで、ただ仰向けに横になっていただくだけで治療が受けられます。「マッサージを受けたいけれど、体が痛くてうつ伏せになれない」「ローラータイプのベッドは骨に当たって痛かった」という患者様にこそ、ぜひ一度お試しいただきたい優しい治療機器です。

当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、患者様の体調や痛みの度合いに合わせて、水圧の強弱を細かく調整しながら安全に提供しております。

ウォーターベッド型マッサージ器はなぜ安全で効果的なのですか?(作用機序について)

本機器は「浮力(免荷効果)」「温熱」「ジェット噴流(水流刺激)」の3つの要素を組み合わせた物理療法機器です。水の上に寝ることで体重による局所への圧力集中が分散(免荷)され、骨や関節への力学的な負担を最小限に抑えます。

さらに、設定された温水(約30〜38℃)の温熱効果で末梢血管を拡張させ、内部のノズルから噴射されるノイズレスな水流が皮膚の「触圧覚」を心地よく刺激します。この刺激が脊髄レベルで痛みの伝達を抑制(ゲートコントロール理論)し、同時に副交感神経を優位にすることで、全身の筋緊張緩和と痛みの軽減(消炎鎮痛)をもたらします。

レーザー治療器
たにクリニックのレーザー治療器

当院では、痛みを伴わずに深い部分の痛みを和らげることができる、医療用の「レーザー治療器」を導入しています。

この機器は、特定の波長を持つ安全な半導体レーザー光線をピンポイントで照射する治療器です。皮膚を透過して組織の奥深く(筋肉や関節)まで熱感や痛みをほとんど与えることなく到達し、ピンポイントで痛みの信号をブロックします。

さらに、首の付け根にある自律神経の重要なポイント「星状神経節(せいじょうしんけいせつ)」に照射する治療も行っています。これにより、従来はお薬の注射で行われていたブロック療法と同様に、交感神経の過剰な興奮を抑え、全身の血流を改善して自律神経のバランスを整える効果が痛みを全く伴わずに期待できます。

期待できる主な効能・効果

医療用の光線治療器として、以下の効果が期待できます。

  • 消炎鎮痛効果(首・肩・膝などの関節痛や、頑固な筋肉の痛みを和らげる)
  • 末梢血流の改善(照射部分や、その支配領域の血管を広げて血行を促す)
  • アレルギー症状や呼吸器症状の緩和(星状神経節への照射により、花粉症や気管支喘息などの過剰なアレルギー反応・自律神経の乱れを穏やかに整える)
  • 耳鳴りの症状緩和(頭部や耳周辺の血流不足、神経過敏を整えることで、不快な耳鳴りを和らげる)
治療のポイント(痛みのない安全なアプローチ)

レーザー治療は、注射のようなチクッとした痛みや薬液による副作用の心配がありません。照射中に感じるのは、ほんのりと温かい感覚程度です。

「関節の痛みを早く取りたいけれど注射は苦手」「花粉症の時期のつらさを少しでも和らげたい」という患者様にも安心してお受けいただけます。当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、患者様の症状に合わせた照射時間や出力(パワー)を適切に調整し、安全第一で治療を提供しております。

レーザー治療器はなぜ効果があるのですか?(作用機序について)

本機器は「半導体レーザー(LLLT:低出力レーザー治療)」を用いた物理療法機器です。特定の近赤外線レーザー光線が、皮膚や皮下組織にダメージを与えることなく深部の組織(筋肉・関節・神経)まで透過します。光エネルギーが細胞内のミトコンドリアに吸収されると、微小循環(血流)の促進や痛みの伝達を抑制する物質(エンドルフィン等)の放出が促され、消炎鎮痛や組織修復が促進されます。

また、星状神経節への照射(星状神経節近赤外線照射療法)は、交感神経の過緊張を一時的に緩和(ブロック)し、脳の視床下部を介して全身の自律神経バランスや免疫系・内分泌系を正常化させることで、アレルギー症状(花粉症・喘息)や耳鳴りの緩和、頭頸部の血流不全改善をもたらします。

温熱治療器1(パラフィン浴)
たにクリニックのパラフィン温熱治療器

当院では、指先や足先といった細かな関節の痛みを効率的に和らげる、医療用の「パラフィン温熱治療器(パラフィン浴)」を導入しています。

パラフィン浴とは、約50℃前後に温めて液状に溶かした専用のパラフィン(医療用の石ろう)の中に、手や足を数回浸して治療を行う温熱療法です。取り出した手足の表面にはパラフィンの温かい膜が何重にも形成され、これが熱を逃がさないパック(被膜)の役割を果たします。

お湯による温浴とは異なり、熱伝導率が低く潜熱が大きいパラフィンの特性により、皮膚に過度な負担をかけることなく、熱エネルギーを関節の奥(皮下組織や筋肉、靭帯)までゆっくりと、均一に伝えることができます。これにより、指先など滞りやすい末梢の血液循環を強力に促進し、硬くなってしまった筋肉や関節の動かしづらさをほぐします。

期待できる主な効能・効果

消炎鎮痛や関節可動域の改善を目的として、以下の効果が期待できます。

  • 慢性の関節炎・腱鞘炎の疼痛緩解(手指の使いすぎによる痛みや腫れを和らげる)
  • 関節可動域(動かせる範囲)の改善(硬くなった指の関節を柔らかくし、動かしやすくする)
  • リウマチによる関節のこわばり緩和(朝のこわばりや重だるさを温熱効果で軽快させる)
  • 外傷後のリハビリテーション(骨折や脱臼などの固定期間が終わった後の、筋肉の麻痺や血行不良を改善する)
治療のポイント(手足の関節にぴったりフィット)

パラフィンは液状のため、複雑な形状をしている手指や足指の関節の隙間にいたるまで、隙間なく均一に密着して温めることができます。

じんわりと包み込まれるような心地よい温かさで、治療後はパラフィンの膜をペリペリと簡単に剥がすことができます(皮膚を傷つけることはありません)。当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、関節のこわばりや痛みに悩む患者様に、安全で快適なリハビリ治療として提供しております。

パラフィン浴はなぜ効果があるのですか?(作用機序について)

本治療は「パラフィンの相転移(液体から固体へ変化する際)の潜熱(凝固熱)」を利用した深部温熱療法です。液状のパラフィンが皮膚表面で固体へと変化する際、大量の熱エネルギー(潜熱)が放出され、皮膚を保護しながら熱が組織深部へと伝導します。

この強力な温熱作用によって局所の毛細血管が拡張し、動脈血流が増加することで、酸素や栄養素の供給が促進され、痛みを引き起こす発痛物質(ブラジキニンなど)の速やかな排泄が促されます。また、コラーゲン線維の伸展性が高まるため、関節包や靭帯のこわばりが和らぎ、関節可動域の拡大(柔軟性の向上)をもたらします。

温熱治療器2(ホットリズミー)
たにクリニックのホットリズミー

当院では、患部を単に温めるだけでなく、心地よい振動刺激を組み合わせた消炎鎮痛等治療器「ホットリズミー」を導入しています。

ホットリズミーは、温熱治療を行う導子(パック)を肩や腰などの患部に当てる治療器です。この治療器の大きな特徴は、温めながら同時に衣服の上からでも伝わる「優しい微振動(リズム)」を与えることができる点にあります。

温熱によって局所の血流を良くすると同時に、心地よいリズムの物理的振動を加えることで、深部の硬くなった筋肉や靭帯などの組織を効果的に柔らかくほぐします。神経の過剰な興奮を鎮めるダブルのアプローチで、しつこい慢性的な痛みを素早く和らげ、体をよりスムーズに動かしやすくします。

期待できる主な効能・効果

温熱と振動の相乗作用により、以下の効果が期待できます。

  • 血行不良の改善(患部の血管を広げ、血液の循環を促して冷えを解消する)
  • 筋肉の緊張・凝りの緩和(腰や背中、肩などの硬くなった筋肉を柔らかくほぐす)
  • 慢性の疼痛緩和(痛みの物質を流し、神経を過敏にさせている痛みを軽減する)
  • 関節のこわばりの改善(動かしにくくなっている関節周辺の組織を温めてスムーズにする)
治療のポイント(リラックスできる快適な温感)

ホットリズミーの温熱と振動の強さは、患者様の体調やお好みに合わせて細かく調整することができます。ただ温められるだけではなく、適度な揺らぎのリズムが加わるため、緊張が抜けやすく、心身ともに高いリフレッシュ効果を得られます。

当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、肩こりや腰痛、膝痛をはじめ、自律神経の緊張からくる冷え性でお悩みの患者様にも心地よく受けていただいております。

ホットリズミーはなぜ効果があるのですか?(作用機序について)

本機器は「伝導熱(ホットパック療法)」に「機械的微振動(マイクロバイブレーション)」を同期させたハイブリッド物理療法機器です。温熱刺激(皮膚温を約40〜45℃に上昇させる)によって局所の血管平滑筋が弛緩し、血流速度が向上。これに伴い蓄積した酸性代謝産物が除去され、虚血性の痛みが和らぎます。

さらに、同時に出力される快適な低周波数の振動が触圧受容器を刺激し、痛みの伝達経路を遮断する「ゲートコントロール理論」により、脊髄レベルでの鎮痛効果を瞬時に誘発します。この熱と物理的刺激の相乗作用が自律神経系のバランスを整え、筋緊張の軽減と疼痛閾値の上昇をもたらします。

キセノン光治療器
たにクリニックのキセノン光治療器

当院では、体の奥深くにある頑固な痛みを優しく和らげる、医療用の「キセノン光治療器」を導入しています。

キセノン光治療器とは、キセノンランプから照射される特殊な光(近赤外線領域の光線)を利用した物理療法機器です。この光は、皮膚の表面を素通りして、筋肉や関節、さらには神経の集まる体の非常に深い部分(深部組織)まで効率よく届くという優れた特性を持っています。

皮膚にヤケドなどのダメージを与える心配がなく、照射中もほんのりと心地よい温かさを感じる程度です。深部をダイレクトに温めて血流を良くすることで、痛みを素早くやわらげる消炎鎮痛効果を発揮するとともに、細胞の働きを活発にして傷ついた組織の自然修復を後押しします。

期待できる主な効能・効果

深部温熱および光線作用により、以下の効果が期待できます。

  • 深部の消炎鎮痛効果(関節の奥のしつこい痛みや、慢性的な腰痛・肩こりを和らげる)
  • 神経痛の緩和(圧迫や血行不良などで過敏になっている神経の興奮を鎮める)
  • スポーツ傷害・外傷の早期回復(捻挫や筋肉痛、腱の痛みなど、傷ついた組織の修復を促す)
  • 局所の微小循環改善(血管を広げて血行を促進し、痛みの原因物質を速やかに洗い流す)
治療のポイント(副作用のない深部アプローチ)

キセノン光治療は、お薬のような副作用の心配がなく、電気治療のピリピリとした刺激が苦手な方でも安心してお受けいただけます。

「湿布や内服薬だけではなかなか引かない奥の痛みがある」「神経痛で手足がピリピリ痛む」といったお悩みに対して非常に適した治療法です。当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、患者様の痛みの部位や深さに合わせて、最適な照射時間と出力を設定して安全に治療を行います。

キセノン光治療器はなぜ効果があるのですか?(作用機序について)

本治療器は、生体透過性の極めて高い「近赤外線(波長約800nm〜1,500nm)」をキセノン光源から出力する光線温熱療法機器です。この特定の波長帯は、光の「生体の窓(水分やヘモグロビンに吸収されにくい領域)」に合致するため、皮膚組織に熱を滞留させることなく、数センチメートル下の深部筋肉や関節包、末梢神経節にまで光エネルギーが到達します。

光線が深部で熱エネルギーへ変換されて血流を劇的に向上させるほか、細胞内のミトコンドリアを刺激してATP(アデノシン三リン酸)の産生を活性化。これにより、細胞の自然治癒力が向上して炎症組織の修復(消炎)が促進され、さらに発痛物質の滞留が解消されることで、優れた除痛効果(鎮痛)がもたらされます。

物理療法を受ける際のご注意

物理療法は、お薬に頼らず身体の回復を促すことができる、極めて安全性の高い治療法です。しかし、患者様のその日の体調、持病、お体の状態によっては、刺激の強さを慎重に調整したり、一時的に治療を控えたり(禁忌)する必要がある場合がございます。

当院では、すべての患者様に安全かつ最大の治療効果を実感していただくため、丁寧な事前確認を行っております。特に以下の項目に該当される方は、安全管理上、必ず治療を開始する前に医師またはリハビリスタッフへお申し出ください。

事前にお申し出が必要な項目と注意が必要な理由
体内にペースメーカーなどの医療用電子機器を植え込まれている方

理由:電気や電磁波、光線を使用する一部の治療機器(低周波治療器や高電位治療器など)は、微弱な電磁干渉を引き起こし、ペースメーカー等の誤作動を招く恐れがあります。

急性の発熱(37.5℃以上など)がある方、または皮膚に強い炎症や傷がある方

理由:熱があるときに全身を温めたり血流を急激に促したりすると、体力を消耗させ症状が悪化することがあります。また、皮膚に傷や湿疹、化膿している部位がある場合、直接電気や熱を加えることで炎症が強まるリスクがあります。

悪性腫瘍(がん)のある方、または治療中の方

理由:血行を強力に促進する物理療法は、局所の代謝を活発にするため、腫瘍細胞の活性化や悪影響を防ぐ観点から慎重な判断が必要となります(機器によっては使用できません)。

妊娠中の方、または妊娠の可能性のある方

理由:母体やお腹の赤ちゃんに過度な物理的刺激や電磁波の影響を与えないよう、安全な治療法に限定する必要があります。

骨折や脱臼、重度の捻挫の直後など、急性期の激しい痛みや腫れがある方

理由:受傷直後の炎症が強い時期(急性期)に患部を温めたり、強いマッサージや電気の刺激を加えたりすると、かえって腫れや痛みが悪化(炎症の増悪)を招くことがあります。急性期は「冷やす・安静にする」治療が先決となる場合があります。

心臓疾患がある方、または高血圧・低血圧が著しい方

理由:温熱や全身マッサージは血管を拡張させ、一時的に血圧を変動させることがあります。心臓への負担を避けるため、事前の血圧確認や刺激の微調整が必要です。

治療を安全に進めるためのお願い

物理療法は、「強ければ強いほど早く治る」というものではありません。

むしろ、ご自身の限界を超えた強い電気刺激や熱刺激は、筋肉の防御的収縮(かえって緊張して硬くなる現象)を引き起こしたり、低温やけどやもみ返しの原因になったりします。

治療中に「少し電気がピリピリして痛いな」「熱くて我慢している」「水圧が強すぎる」と感じられた場合は、決して我慢をなさらず、すぐに近くのスタッフへ声をおかけください。

当院(広島市安芸区・たにクリニック)では、お一人おひとりのその日の体調や心地よいと感じる感覚に寄り添いながら、常に「最適で効果的な強さ」に細かく調整して治療を行っております。皆様の痛みのない健やかな毎日を、安全第一でサポートいたします。

物理療法(リハビリ)に関するよくある質問(FAQ)

Q. 物理療法とは具体的にどのような治療法ですか?

A. 物理療法とは、お薬による内服や注射といった化学的なアプローチではなく、電気、温熱、光線(近赤外線・キセノン光)、水圧マッサージなどの「物理的なエネルギー」を体に加え、痛みの原因にアプローチする治療法です。患部の血管を広げて血行を促し、硬くなった筋肉や関節の緊張をほぐすことで、慢性の痛みや可動域(動かせる範囲)を改善し、身体が本来持つ回復力を高めます。

Q. どのような症状に効果がありますか?

A. 慢性的な腰痛、肩こり、膝や肩・首などの関節痛、しつこい筋肉痛をはじめ、坐骨神経痛などの手足のしびれ、神経痛、冷え性などに非常に効果的です。また、当院のレーザー治療器を用いて首の神経の集まり(星状神経節)を刺激することで、自律神経の乱れからくる花粉症(アレルギー性鼻炎)、気管支喘息、耳鳴りといった全身のトラブルの症状緩和にもアプローチが可能です。

Q. 毎日通っても大丈夫ですか?

A. はい、当院の休診日を除いて毎日通っていただいて全く問題ありません。電気治療や温熱治療、高電位治療(エスカレスト)などは、期間を空けずに継続して受けていただくことで、血管の拡張状態が維持されやすく、より高い痛みの緩和効果が期待できます。患者様の症状や普段のスケジュールに合わせた最適な通院頻度を医師がご提案いたしますので、無理のないペースでご相談ください。

Q. 治療を受けるのに予約は必要ですか?

A. 当院では、患者様の大切な時間を守り、待合室での混雑を避けてスムーズにリハビリや検査をお受けいただくため、ご予約制を導入しております。当日の混雑状況によりお席をお譲りいただくお願いをする場合もございますので、ご来院の際は事前に必ず【予約について】の案内ページをご確認いただき、ご予約・ご来院いただけますようご協力をお願いいたします。

物理療法・リハビリをご希望の方へ

症状やお体の状態に合わせて、使用する治療機器や刺激の強さをご案内いたします。初めての方や、どの機器が自分に合っているか分からない方も、お気軽に医師またはスタッフへご相談ください。